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日報の一元管理により工数集計、勤怠管理を迅速化。作業員の手配漏れ防止、手配業務の50%削減を実現

大浦工測株式会社 左から、取締役 営業部長 中島 昭基 氏/取締役 工事部長 山口 健二 氏/工事部 主任 田村 孝貴 氏

大浦工測株式会社

建築測量専門工事会社として成長を続ける大浦工測。同社は日報の一元管理、作業員手配を効率化するため「日報365」を導入した。煩雑な業務が多かった日報作成が、現場からスマートフォンを使って簡単に入力できるようになり、工数集計の迅速化に繋がっている。
また手配業務を50%削減し、手配担当者が現場に出向く時間を創出。職長はスマートフォンでリアルタイムの手配一覧を確認できるので、手配漏れも防止している。クラウドのため支店スタッフもアクセスでき、請求業務を行うなど人材の有効活用に貢献している。

課題
  • 元請会社ごとに異なる日報の一元管理を実現したい
  • 日々入れ替わる作業員手配の効率化を図りたい
  • 現場の作業に影響を及ぼす手配漏れを防止したい
  • 手配システムの老朽化に伴いシステムを刷新したい

導入後の
成果・効果

  • 現場からスマートフォンを使って入力し、日報の一元化を実現!
  • 手配業務を50%削減、手配担当者が現場に行く時間を創出!
  • 職長がスマホからリアルタイムに手配一覧が確認できミスを防止!
  • 人材の有効活用に貢献!
導入の背景

業務の拡大に伴い、工数集計や作業員手配の業務が増大

東京スカイツリー、東京ドーム、横浜ランドマークタワー、東京都庁など多くの著名な大型施設・超高層ビルの測量・工事測量(墨出し)を行っている大浦工測。同社は1969年設立以来、業界のパイオニアとして時代とともに発展を遂げてきた。近年ではドローンを利用した計測に取り組むなど先進技術の活用にも積極的だ。

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取締役 営業部長 中島 昭基 氏 取締役 営業部長 中島 昭基 氏

同社では事業の拡大に伴い、工数集計、勤怠管理などの業務負荷が増大し業務の効率化が課題となっていた。「当社の現場数は150件から200件、そのうち毎日稼働しているのは平均80件程です。現場では職長が元請会社様の日報、および自社の日報を書いています。当社はその日報をもとに工数集計や勤怠管理、請求を行います。忙しい現場では日報の提出が遅くなったり紛失することもあります。元請会社様で異なる日報を一元管理することは長年の懸案事項でした」と大浦工測株式会社 取締役営業部長中島昭基氏は話す。

取締役 工事部長 山口 健二 氏 取締役 工事部長 山口 健二 氏

全国に現場が広がる中、現場の作業に影響を及ぼす作業員の手配漏れを防止する有効な対策も求められていた。「作業員の手配は、本社の手配担当者と現場との間で電話を使ってやりとりをしています。日々平均80件の現場の職長から手配担当者に電話がかかってきます。前日の夕方、職長に明日の予定を伝えるのですが、手配不備が発生することが稀にありました。『言った、言わない』といった議論になることもあります。またMicrosoft Access 2000を使った既存の手配システムの老朽化に伴い、システムの刷新も急務でした」と取締役 工事部長 山口健二氏は話す。

導入後の成果・効果

日報の一元管理により概算請求書も10分で作成

同社は日報の一元管理、手配漏れの防止、既存の手配システムの老朽化対策などの課題を解決するべく、株式会社オーク情報システムの建設業向け日報・出面システム「日報365」を導入した。

「日報365」はクラウド型システムのため導入の敷居が低かったと中島氏は振り返る。「パソコンやスマートフォンからインターネットにアクセスするだけで利用できるため、サーバ構築などの初期導入費用は不要です。保守・メンテナンスなども必要ないことから運用コストの削減も図れます。またクラウドの活用により災害時の業務継続を実現できる点もポイントとなりました」。

「日報365」の導入により、懸案だった日報の一元管理を実現できた。「従来、毎月20日までに元請会社様の日報を集めて給与計算などを行っていました。請求は翌月の5日までに行わなければならず、1日30人が入っている大規模な現場では膨大な仕事量となります。また日報が1枚ないだけでも請求が滞り、関係者に電話して確認したりと余分な手間がかかっていました」と中島氏は話し、こう続ける。「今は日報365のデータと元請会社様の日報を突き合わせてチェックした後、日報365のデータをもとに工数集計を行っています。

導入後の成果・効果 日報入力は、スマートフォンから「作業の内容」や、作業にかかった「工数」「残業時間」などをプルダウンで選択
導入後の成果・効果 スマートフォンを使用し現場で日報入力することが可能
工事部 主任 田村 孝貴 氏 工事部 主任 田村 孝貴 氏

入力の手間もなく金額も自動計算されるため、月次の工数集計業務が1日もかからずに完了できます。元請会社から概算請求書が欲しいといった急なご要望にも10分もかからずに対応でき、お客様サービスの向上にもつながっています」。

さらに、煩雑化していた日報作成において、スマートフォンを活用することで効率化が図れていると工事部 主任 田村孝貴氏は話す。「職長は元請会社の日報を書かなければならないので、自社の日報に関しては省略化する必要があります。日報365は、スマートフォンで作業内容、工数、残業時間などの情報をプルダウンで選択していくだけなので、ITの苦手な職長も簡単に入力することができます。従来、残業時間に関してはその日のうちに職長からメールで情報を送ってもらっていましたが、今はそのメールをやりとりする手間もなくなりました」。

手配業務を50%削減、手配担当者が現場に出向く時間を創出

「日報365」の導入により作業員手配の大幅な効率化も実現できた。「既存システムでは約300人の作業員の中から日々動いている現場に手配していくための入力や変更、確認の作業が大変でした。今は作業員のアイコンをドラッグ&ドロップで並べて簡単に手配することができます。重複している場合は赤色で警告表示されます。また手配したい作業員を名前などで簡単に検索できるのも便利です。直感的な操作は作業がしやすく非常に効率的です」。(田村氏)

手配担当者は2人体制だが、既存の手配システムは1人が使用している場合、もう1人はシステムを開くことさえできなかった。今はネット環境があればいつでもどこでも同時に手配の確認ができるため、より効率的に業務が行える。

田村氏は、従来のやり方では手配業務に時間がかかり、現場に出向く余裕がなかったという。「今は午前中に現場に出向いて午後に手配作業を行うこともできます。従来と比べて手配作業を50%も削減することができました。また外出先でもノートパソコンでアクセスし手配作業が行えるため、さらなる時間の有効活用も可能です」。

職長がスマートフォンでリアルタイムの手配一覧を確認できるようになったので、従来は電話などで行っていた次の日の予定連絡も不要になり、事前に人数やメンバーを把握できるようになったことで、情報の伝達不備や手配漏れの防止も実現できた。

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「日報365」を導入したことで、人材の有効的な活用にも貢献できているという。従来、残業情報などを入力するために設けていた専任スタッフは作業の効率化に伴い別の業務へシフト。また、九州支店に異動になった請求担当の女性スタッフは「日報365」にアクセスし、今も九州から請求業務を行っている。

オーク情報システムのサポートや改善に対する迅速な対応を高く評価していると話す山口氏は、将来の展望についてこう締めくくった。「今後、工数集計や作業員手配などの業務のさらなる効率化に向けて、新しい機能や提案も大いに期待しています」。同社において 今やなくてはならない存在となった「日報365」は、これからも大浦工測の業務を支え続けていく。

企業情報
企業情報

大浦工測株式会社

〒115-0051 東京都北区浮間2-25-1 大浦工測ビル

http://www.oura.co.jp/

創業:1965年5月

従業員数:345名(2017年5月現在)

事業内容:工事測量、一般測量、応用測量、監督派遣、3D計測

※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
※当導入事例内容は、「日報365」初期バージョンのものです。

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