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編集後記(メールマガジンvol.14)

先日、本田宗一郎氏が日本経済新聞のコラム「私の履歴書」に執筆したものを読む機会がありました。(『本田宗一郎 夢を力に 私の履歴書』日本経済新聞出版社)。冒険小説のように痛快な本田氏の生き方に触れ、読んだ後には大きな爽快感を味わいました。特に印象に残っているのは、同氏が「良品に国境なし」という強い信念を持ちながら技術開発に力を注いできた点、そして「大衆にはすぐれたものをかぎわけ理解し選び出す能力が備わっている」という考えのもと斬新なデザインを数多く考案してきた点です。本田氏が創業した本田技研工業株式会社は過去に何度も大きな危機に遭遇していますが、同氏の技術力と藤沢武夫氏の経営手腕を礎にしながら、いくつもの困難を克服し世界的企業へと発展していきます。この連載コラムからは、同社の発展の源泉が、独創性を追求する大胆さ、原理原則を重視する高い理念、周囲をひきつける情熱にあったのだということが生き生きと伝わってきました。

そんな矢先、スティーブ・ジョブズ氏の訃報を知りました。いくつかの追悼記事を読み、ジョブズ氏がたどった人生が浮かび上がるにつれ、本田宗一郎氏的なイノベーションのエッセンスを強く感じずにはいられませんでした。

人類の発展に貢献する革新的なプロダクトは、時空を超えて共通の源泉から生み出されるのではないかと錯覚を覚えるほどです。

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