- では、最後に御社の求めている人材に関してお伺いしたいのですが、今後どのような若者を求められていますか?
やはりやる気ということなんじゃないですかね。やる気があれば何でも勉強するというか、自分で自分を伸ばしていける。そういうことじゃないかなと思うんです。新卒の人たちは、実はITなんか全くやったことがないという人がいっぱい来ているんですよ。SEをやりたいと言うのですが、聞いてみるとコンピューターなんか全然やっていないんですね(笑)。そうだとしても、今から勉強してもらえばいいんです。気持ちとやりたいことができたら、結果としてやりがいに繋がるんだと思います。そのためには何でも勉強するよ!という気持ちが大切だと思いますね。- そのやる気に関してですが、今の若者達をご覧になっていかがですか?

ある意味、前面にギラギラと出す人は少ない気はします。
つまらないと思ったことでも、「どうしてもやらなければいけないことなのか」「やらずに済ますことはできないか」、必須の仕事だとしたら「どうこなすか」「もっと簡単にできないか」という風に考えてやっていかないと、きっとダメだろうと思うんです。こんなバカげたことをどうしてやらなきゃいけないの?って最初は思ったとしても、何度かやっているうちに、もう慣れちゃうんです。こんなものだと思うようになる。自分の基準から見て、「ここがおかしいね」というのを感じられるうちになんとかすべきなんですね。だから、新人も言いたいことを言って、「ここがおかしいんじゃないですか?」と言うべきだと、まずは言いたいですね。問題に気づくことが大事です。適切な問題設定があってこそ、ソリューションも生まれるのです。- 若ければ若いほど、そのあたりの間違いがあっても許されますよね。そもそも、与えられたものの中で困難なことがあったり、これは改善した方がいいんじゃないかというときに、「新人だとしてもどんどん口に出してほしい」ということでしょうか?

少なくとも戦うというか、困難をそのまま飲むんじゃなくて、「どうにかしてやろう」と考えるような人が、いいと思うんです。今までと同じようにやっていても、仕方がないことはいっぱいあると思います。それはどこの業界でもきっとそうだと思うんですが、特にIT業界というのはどんどん変わっていくわけだし、新しい技術が出てくるわけですから、いかにそれを工夫して取り入れるかが大切になってくるんですよね。
それと、実際には少ないですが、ビジネスもわかって、システムもわかる人が中にはいるのです。やはりそういう人になってもらわないといけないなと思います。「俺はシステム屋でシステムのことしかわからないから、わかるように話してくれ」みたいな事を言っていたのでは話にならなくて、どこかビジネスがわかるというところを持っていないと、たぶんお客さんに通じないだろうと思います。いろいろなことに「興味を持ったり、関心を持ったり、好奇心を持ったり」ということも含めての、やる気であって、IT技術だけではなく、あらゆることを理解しようという姿勢で取り組む人になってほしいですね。完全でなくてもいいので、与えられた課題を解決するためには異分野・未知の分野でもものおじせずに、突っ込んでいくくらいの姿勢が欲しいです。

